「ラプラスの魔女」@TOHOシネマズ渋谷

ちょうどポイントが貯まっていたので、お一人様で鑑賞公開2日目ということもあってか、キャストの人気か、東野圭吾原作のおかげか、日曜の朝一の回にもかかわらず、9割方埋まっていた印象。

ある日、初老の男性が若い妻(佐藤江梨子)と訪れた温泉地で、硫化水素中毒で死亡する。警察の依頼で現場を調査した地球化学の専門家・青江修介教授(桜井翔)は、妻による計画殺人を疑う中岡刑事(玉木宏)に対し、屋外で意図的に致死量のガスを吸引させることは不可能と説明し、事故と断定。ところが数日後、別の場所でまたしても硫化水素による死亡事故が発生する。しかも被害者は前回の男性と顔見知りだった。それでも青江は、未来の自然現象を正確に予測できない限り、この犯行は実行不可能と改めて明言する。そんな青江の前に、事件を調べる怪しげな女性・羽原円華(広瀬すず)が現われ、これから起こる自然現象を見事に言い当てる。動揺する青江に対し、事件の鍵を握る青年・甘粕謙人(福士蒼汰)の行方を一緒に探してほしいと協力を要請するが…。

************** 重要部分ネタバレなし **************

うーん。完全に文系の私だから、いまいち響かなかったのか。逆に言うと、理系で特に物理が好きな人、詳しい人なら、全く違う面白さがあったのかもしれないが。。

主演は桜井さんなんだけど、見せ場はほぼなし原作設定上かっこいいキャラじゃないのか、ぽよよ〜んとしたまま、すずちゃんに振り回されっぱなしの運転手として終わった感じ。観客の目線と同じ立場をあえてやらせたと言うなら、専門の教授である必要がないし。「あり得ない!」ばっか言ってて、その裏付けの実験検証とか、逆にあり得ないを覆すためのアクションとか何も起こさないから、モヤモヤした。

青江が「あり得ない」と殺人説を否定したのは、屋外での硫化水素中毒死。しかし、それが全く別の場所で2件発生し、被害者は知り合い同士だった。この「あり得ない」を殺人として成立させるには、完全無風状態になる一瞬を予測でき、その瞬間致死量の硫化水素が発生する場所へターゲットを誘導することができなくてはならない。そんなことが可能なのか。。

という謎解きを突然青江の前に現れたすずちゃん演じる円華とやるのかと思いきや、そっちの方向に行くのかーと意外だった。読めない展開という点では、吸引力はあったのかな。だけど、結構説明セリフが多いから、眠くなる危険性も。。

「未来を知らないから、夢を持てる」とか、「人は全て原子で出来ているから、物理現象として、この世界に必要ない人などいない」といった印象的なセリフもあり、そこは小説原作ならではの魅力かな、と思った。(セリフはやや曖昧)

出演はあらすじに載せた他に、志田未来、TAO、高嶋政伸檀れいリリー・フランキー豊川悦司とまあ豪華!未来ちゃん、檀さんなんてほんとチョイ役でかなり贅沢な使い方。

あまり好意的な感想にならなかったが、ずすちゃんは間違いなくめちゃ可愛いし、静かな悲しみを湛えた福士くんも憂いがあってかっこいいそして、終盤の豊川さんの快演に持っていかれた